いつも使っているVMware ESXiの小型サーバ上にUbuntuの仮想マシンを動かしてTV録画と宅外視聴サーバを運転しています。
ところで、チューナーPX-Q3U4は噂通り冷却ファンがなかなかの爆音なのです。
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PX-Q3U4のファン音は59.2dB(A) |
騒音計アプリを使い筐体のすぐそばで測定すると59.7dB。エアコンを中〜強で送風した時と同じくらいの音量。
このファン騒音問題は発売当初から有名だったので分かっていたのですが、やはりかなり気になる音量なので対策を考えることにしました。なぜならばTV視聴や録画をしていない時でも定期的にEPG情報を取りにMirakurunが受信をする度にファンがうなり始めるためです。とりあえず今回は「ファンを止めるとどれぐらい静かになるのか」を試してみることにします。
ESXi上で運転している場合は、簡単にファンを止めることができることがわかりました。![]() |
仮想マシンへパススルーするUSBデバイス。チューナーデバイスが2個出る |
TVサーバUbuntu仮想マシンに対してはESXiのUSBパススルーを使いチューナーを仮想マシンへ接続します。PX-Q3U4の実態はPX-W3U4を内蔵USBハブでニコイチにしているハードウェアなので、USB上はチューナーが2台出てきます。
設定が完了するとこのようにUSBのTVチューナーを2台接続するような状態になります。
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仮想マシンに接続するUSBチューナーが2台になる |
ここで、簡単な方法でとりあえずファンを停止させることができることがわかりました。上図のように2台のUSBチューナーが接続している状態のうち、1台の接続を削除して仮想マシンからはニコイチのチューナーの片方だけ使用するようにするとチューナーのファンが停止します。
PX-Q3U4は内蔵されている2台分にUSB接続されている場合は、たとえ1chしか受信していなくてもファンが回り出します。しかし、ニコイチのうち片方だけPCとUSB接続されている状態であればファンが回転しないのです。
とりあえずクワッドチューナーまでは不要でダブルチューナーで当面用途が間に合うという場合は、この方法のように片方を止める縮退運転でファンを停止させることができます。
しばらくこのような縮退運転で運用してみたところ、機能は半分のPX-W3U4と同等となりますが発熱具合はPX-W3U4と同等で受信のドロップや不具合も起きませんでした。ファンが停止することで無音となり、当然ながらやはりこの方が快適です。
ということで仮想マシンでTVチューナーを動かす場合は、PX-Q3U4をとりあえず導入して、USBパススルーでニコイチの1台分だけを使用する設定にしてファンレスのPX-W3U4相当で使用するという方法が可能であることがわかりました。
でも縮退運転は不満なのでファンの音量をどうにかしてみたいものです。
【追記】ということで、後日ファンを静かなものに換装しました。

PLEXチューナーPX-Q3U4の静音化のためファンを交換しました
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