パソコンの冷却ファンが古くなると軸から異音が出てくることがあります。ファンだけ買い換えるという方法が手っ取り早いのですが、これぐらいは簡単に自分で修理することが可能です。
開発機のDH370から機械的な異音が発生したのです。ここ1、2日ぐらいの急な出来事。耳をすまして聞いてみると、どうやら冷却ファンからものすごい騒音が出ているようです。
さっそく、ネジを外して上蓋を開けて運転してみたところ、明らかに手前側のファンの軸から異音が出ていました。この密集具合のスリムPCのレイアウトを見るのが好きです。整然とパーツが並んでいます。
ねじ止めされてるファンを取り外してみました。
べエアボーンキットなので、専用の2連型のファンです。軸の異音はあるものの回転自体は問題なく動作していますから修理してみることにします。もちろんファンは汎用品なので同等な新品と交換しても良いのですが、配線の組み直しとか面倒ですし。
シールを剥がし終えたところです。
軸の中央に薄緑色のリングがあります。これが軸を固定しているCリングです。精密マイナスドライバーをリングの切れ込みに入れつつ、リングを歪ませないように注意しながら外します。Cリングの取り外し工具というのもあるようですが、ドライバーで代用します。
外れた勢いでリングがどこかに飛んでいってしまうことがあるので、無くさないように注意します。
異音の原因はベアリングや軸受のヘタリです。ベアリングがゴロゴロしていないのであれば、グリスアップだけで直ります。今回は念のためベアリングも交換しました。ベアリングはDDR-830ZZ(内径3mm×外径8mm×幅4mm)です。
同じ大きさのベアリングをAmazonやモノタロウで探せばすぐに見つかります。1個400円くらい。送料の方が高くつく。
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