一度は観てみたかった建築に伊勢神宮がありました。寺社建築の中では質素なつくりといわれるものの、日本建築の基本を今でも見れる貴重な場所ですからね。
昔、京都にある宇治上神社にいったことがあります。建造年が日本最古といわれる神社建築ですが、鎌倉時代の建築で屋根の反りなど中国から入ってきた仏教建築の手法がかなり入っていました。
それに対して伊勢神宮は式年遷宮を繰り返して仏教建築のデザインが神社に入り込む以前のかたちを保っています。そいういわけで、古典中の古典ともいえる伊勢神宮はいつか見ておきたい場所でした。
とは言うものの、なかなか伊勢神宮に行く機会というものはありません。たとえば京都であれば、様々な古典建築や名所が密集しているので一度にいろいろな物を見ることができるし、新幹線も停まる京都駅周辺の都市部なので交通の便でも有利です。
ところが伊勢神宮の場合は、ほんとうに伊勢神宮を見るだけのための旅行になってしまうし移動手段も限られます。
でも「一生に一度はお伊勢参り」なんでいうし、そんなわけで思い切ってクルマでお伊勢参りに馳せ参じるということに。実家に車で帰るよりも走行距離短いから大丈夫だろうという軽い気持ちでスタートです。
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