あるコンピュータのハードウェア系ユーザーグループでの話。
月例会のあとに親睦もかねて飲み会がある。ここまではよくある話。ところが、毎月のように次の日になると、その飲み会の予算に関するクレームをメーリングリストに流す輩がわさわさ出てくるのである。
「予算一律3500円だと、あまり酒を飲まない人は不利」
とか、
「参加費3500円くらいだと思って参加したら会計のとき4000円だった」
とか、最悪なのは
「僕は○○な食事ができるような会がいい」
とか個人的な食事の好みをあとでぐたぐた言う人。
飲み会で割り勘とか500円くらい出費が上下するのはごくあたり前のことである。僕の主観だけど、クレームをつける彼らには共通点があると思う。それは、勉強のためではなく自分の知識を自慢する快感を得るためだけに参加している人、物質的な損得でしか物事を勘定できない人、学生でも知っている飲み会の常識を知らない人という3点である。かんたんに言い直すと、人間関係の構築ができない人ということである。なんでこういう人IT系には多いんだろ?
飲み会って食事やお酒に対する対価だけを払ってるんじゃないと思うんだよね。この会ができる人が集まれる場所、仕事では知り合うことができないような業種の人と話ができるそんな時間に対する対価を払っているはずなんだ。基本的にクレームを言う人って、物理的な食事に対する値段しか考えていないんだよね。だから、「一律割り勘でささっと勘定して、そのまま2次会いくぞ?!」みたいな考えが理解できないらしいんだ。
メーリングリストで幹事にこの間の飲み会の文句ばかり言う人は本当に基本的な人間関係の構築に関する常識が欠落している。それは、「相手になにかをしてもらいたかったらはじめに自分から相手に何かを与えなければならない」という古くからの黄金律だ。前回の店に文句があったら、「俺も代わりの店探しするからこの店で飲むのはやめようよ」っていうのが大人なもんだ。
技術的な話や最新ニュースで盛り上がるべきメーリングリストは今日も飲み会のクレーマーの投稿で埋め尽くされています。正直不快です。人間関係のあり方が分からない彼らですから、きっと彼らの無責任なクレーム投稿が多くのメンバーに不快感を与えていることに彼ら自身は気がついていないんでしょうね。
不思議なのはこういう人って30代終わりから40代でプロジェクトリーダー的な役職をしている3流プログラマに多い。ITバブル全盛期、コンピュータ技術者がちやほやされていた時代を生きてきて、今じゃプロジェクトリーダーだから人を使う立場になってるというタイプの人間だ。自分が若いころからなにか偉いとことをやってきたとでも勘違いしているようだ。会社の看板があるからいまの自分の地位があることに早く気づいてほしいですね。
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